- かぎゅう
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かぎゅう【火牛】〔史記(田単伝)〕牛の角に刃を結び付け, 尾に油を注いだ葦を結んで点火し, 牛を怒らせて敵中に放ち, それに乗じて敵を攻める法。 戦国時代の斉の田単の用いた奇計。 火牛の計。IIかぎゅう【蝸牛】(1)「かたつむり」に同じ。(2)狂言の一。 蝸牛(カタツムリ)を知らぬ太郎冠者が, 山伏をそれと思って失敗する。(3)渦巻(ウズマ)き管のこと。~角(カク)上の争い〔「荘子(則陽)」より。 カタツムリの左の角の上にいる触氏と, 右の角の上にいる蛮氏とが争ったという寓話から〕小国どうしの争い。 つまらない事で争うことのたとえ。 蝸牛の角の争い。 蝸角の争い。 蛮触の争い。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.